プラスチック製まな板からマイクロプラスチックが放出される
中東の研究者たちは、市場で入手したプラスチックまな板でカットした魚や鶏肉などの肉についてマイクロプラスチックを調査しました。その結果、プラスチック製まな板から断片状のマイクロプラスチックが放出されることが分かりました。
一方、アメリカなどの研究者たちは、プラスチック製のまな板が人間の食品に含まれるマイクロプラスチックの重大な発生源となる可能性があるため、プラスチックまな板での切り方とその材質が、まな板を切った際に放出されるマイクロプラスチックに与える影響を調査しました。
この研究によると、みじん切りが進むにつれて、まな板の切り方がマイクロプラスチックの放出に及ぼす影響が明らかになりました。ポリプロピレン製のまな板から放出されたマイクロプラスチックの質量と数は、ポリエチレン製よりもともに多く、また、ポリエチレンのまな板で野菜(ニンジンなど)を刻むと、ニンジンなしで刻むよりもマイクロプラスチックの放出量が多かったそうです。
この研究は、プラスチック製まな板が人間の食品に含まれるマイクロプラスチックの実質的な供給源であることを明らかにしたものであり、慎重な注意が必要だと結論付けています。
参考文献
Rana Zeeshan Habib et al. Plastic cutting boards as a source of microplastics in meat
https://doi.org/10.1080/19440049.2021.2017002
https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/19440049.2021.2017002
Rana Zeeshan Habib et al. Microplastic Contamination of Chicken Meat and Fish through Plastic Cutting Boards
Int. J. Environ. Res. Public Health 2022, 19(20), 13442;
https://doi.org/10.3390/ijerph192013442
https://www.mdpi.com/1660-4601/19/20/13442
Himani Yadav et al. Environ. Sci. Technol. 2023, 57, 22, 8225–8235, Cutting Boards: An Overlooked Source of Microplastics in Human Food?
