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減らそうプラスチックの会

オランダ政府、EUにプラスチック入りガムの販売禁止を提案

chewing gum

オランダ政府は2026年6月、プラスチック入りチューインガムの販売禁止を欧州連合(EU)に正式に提案しました。プラスチック入りガムは、マイクロプラスチック汚染や街中のごみ問題の原因の一つと指摘されています。EUが提案を採用すれば、早ければ2030年以降に販売禁止が実施される可能性があります。

目次
  • オランダ政府がEUにプラスチック入りガムの販売禁止を提案
  • ガムに含まれる合成樹脂がマイクロプラスチック汚染の要因と指摘
  • ガムの清掃費用が自治体の負担になっている
  • オランダでは72%が販売禁止を支持
  • EUで承認されれば2030年以降に施行される可能性がある

近年、マイクロプラスチックによる環境汚染への関心が世界的に高まっています。

一方、チューインガムには天然素材だけでなく、プラスチック由来の合成樹脂が使われている製品があります。

オランダ政府は、こうしたガムが環境への負荷を増やしているとして、EU全体での販売禁止を求めました。

この提案は、2026年6月27日にオランダ公共放送NOSが最初に報じました。

オランダ政府は2026年6月下旬、EUに対し、プラスチックを含むチューインガムの販売を禁止するよう正式に要請しました。

政府は、プラスチック入りガムがマイクロプラスチック汚染の発生源になっていることに加え、街中に捨てられたガムの清掃費用が自治体の大きな負担になっていると説明しています。

マイクロプラスチック汚染への懸念

プラスチック入りガムには、次のような合成高分子が使われています。

  • ポリ酢酸ビニル
  • ポリエチレン
  • ブチルゴム

これらは天然ガムではありません。

また、生分解されにくいプラスチック素材です。

そのため、道路などに捨てられると長期間残り、細かく砕けてマイクロプラスチックになる可能性があります。

清掃費用が自治体の負担に

捨てられたガムは道路や歩道に強く付着します。

そのため、除去には専用機械などが必要です。

オランダ政府は、この清掃費用が自治体の財政負担になっているとしています。

健康面への懸念

Plastic Soup Foundationが紹介している研究では、プラスチック入りガムを1時間かむと、25万個を超えるマイクロプラスチックが唾液中に放出されることが報告されています。

さらに、ナノプラスチックも検出されたと紹介されています。

今回の提案は、食品として販売されている製品に含まれるプラスチックを環境対策の対象と位置付けた政策提案です。

オランダ政府は、環境汚染、ごみ問題、健康への懸念を理由として販売禁止を求めています。

また、プラスチック入りガムに対する国民の意識も高まっています。

Plastic Soup Foundationが2025年9月に実施した調査では、

  • 72%が販売禁止を支持
  • 86%がプラスチックの表示義務化を支持

という結果が報告されています。

EUが今回の提案を承認した場合でも、通常の立法手続きが必要です。

そのため、販売禁止の施行は早くても2030年以降になる見込みです。

一方、EU全体で禁止が実現しない場合でも、オランダ政府は”拡大生産者責任(EPR)”を活用し、ガムメーカーに清掃費用の負担を求める制度を検討するとしています。

オランダ政府は、プラスチック入りチューインガムの販売禁止をEUに正式に提案しました。

提案の理由として、マイクロプラスチック汚染、ごみ問題、清掃費用、健康への懸念を挙げています。

EUが提案を採用すれば、販売禁止は2030年以降に施行される可能性があります。

今後のEUでの議論や制度設計が注目されます。

【マイクロプラスチック】
大きさが5mm以下のプラスチック片です。

【ナノプラスチック】
大きさが1マイクロメートル未満の非常に小さなプラスチック粒子です。

【拡大生産者責任(EPR)】
製品の製造・販売事業者が、使用後の回収や廃棄、リサイクルなどの費用や責任を負うという考え方です。

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