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減らそうプラスチックの会

人間のペニスからマイクロプラスチックを検出、性と生殖の健康に懸念

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 マイクロプラスチックは5mm以下のプラスチックで、血液、臓器、母乳、胎盤、子宮、精巣(睾丸)などから検出されており、生殖への影響が懸念されています。学術誌に掲載された最近の研究によると、初めて人間のペニス(陰茎)からマイクロプラスチックが検出されました。

 詳細は、勃起不全の手術を受けた男性6人の組織サンプルを採取したものです。マイクロプラスチックを調べるために、そのうち5人の組織を前処理し、プラスチックの種類をレーザー直接赤外線イメージング (LDIR) とプラスチックの形態を走査型電子顕微鏡 (SEM) という2つの方法で分析しました。検査した陰茎組織サンプルの80% (5人中4人) でマイクロプラスチックが検出されました。マイクロプラスチックのサイズは20 ~ 500 μmの範囲で、走査型電子顕微鏡で2 μmほどの小さな粒子も検出されました。7種類のマイクロプラスチックが見つかり、最も多く含まれていたのはポリエチレンテレフタレート(PET) (47.8%) とポリプロピレン(PP) (34.7%) でした。ポリエチレンテレフタレート(PET)は衣服や食品包装や清涼飲料水のボトルに使われ、ポリプロピレン(PP)は食品包装や食品容器に使われています。

 健康への影響として、陰茎組織におけるマイクロプラスチックの存在は、勃起不全のような症状との関連の可能性を含め、性の健康への影響について疑問を投げかけています。研究者たちは、マイクロプラスチックが生殖器系に影響を及ぼすかもしれないメカニズムを理解するために、さらなる調査が必要であることを強調しています。これは、マイクロプラスチックが勃起に必要な平滑筋組織に影響を及ぼす可能性があるためです。

 胎盤、精巣、子宮、ペニスにおけるマイクロプラスチックは、少子化に影響をもたらしている可能性が考えられます。そのため、できるだけプラスチックに依存しない生活が求められます。特に、ペットボトルやカップ、弁当などのプラスチック容器は避けましょう。さらにこれらの容器を電子レンジで加熱することはやめましょう。

参考文献

Jason Codrington et al.,Detection of microplastics in the human penis

Int J Impot Res. 2024 Jun 19. doi: 10.1038/s41443-024-00930-6.

https://www.nature.com/articles/s41443-024-00930-6

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38890513

The Guardian

https://www.theguardian.com/environment/article/2024/jun/19/microplastic-discovery-in-penises-raises-erectile-dysfunction-questions

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